スマホ料金の中で、意外と見落とされやすいのが「通話オプション」です。
5分かけ放題、10分かけ放題、完全かけ放題など、さまざまなプランがありますが、本当に必要でしょうか。
実際には月にほとんど電話をしていないにもかかわらず、毎月1,000円以上支払っているケースは少なくありません。
この記事では、通話オプションが本当に必要かどうかを判断する方法と、外した場合の具体的な節約効果を解説します。
通話オプションの種類と月額目安
| 種類 | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 5分かけ放題 | 500円〜700円 | 短時間通話向け |
| 10分かけ放題 | 800円〜1,000円 | やや長めの通話向け |
| 完全かけ放題 | 1,500円〜2,000円 | 長時間通話向け |
月500円でも、年間では6,000円です。
月1,500円なら年間18,000円、5年で90,000円になります。
まず確認すべき3つの数字
- 直近3か月の通話時間
- 1回あたりの平均通話時間
- 無料通話アプリの利用状況
LINE通話やZoomを多く使っている場合、通常の音声通話はほとんど使っていないことがあります。
通話時間の目安
一般的な通話料は30秒22円前後です。
5分通話すると約220円。
月に5分通話を5回しても1,100円程度です。
つまり、通話時間が少ない人は、かけ放題を付けなくても損をしない可能性があります。
シミュレーションで比較する
| 利用パターン | 従量課金 | 5分かけ放題 |
|---|---|---|
| 月10分通話 | 約440円 | 600円 |
| 月20分通話 | 約880円 | 600円 |
| 月40分通話 | 約1,760円 | 600円 |
月20分を超えるあたりから、かけ放題のほうが有利になるケースが増えます。
通話オプションを外すメリット
- 固定費が下がる
- 必要な分だけ支払う形になる
- 無駄な安心料を払わなくて済む
特に「なんとなく付けた」場合は見直す価値があります。
外すときの注意点
- 仕事で長時間通話があるか
- 緊急連絡の頻度
- 家族との通話スタイル
通話頻度が安定して多い人は、完全かけ放題のほうが安心です。
長期的な節約効果
| 月削減 | 年間 | 10年 |
|---|---|---|
| 700円 | 8,400円 | 84,000円 |
| 1,500円 | 18,000円 | 180,000円 |
通話オプションの見直しだけでも、長期的には大きな差になります。
判断のポイント
- 月の通話時間を確認する
- 従量課金と比較する
- 仕事利用があるかを考慮する
数字で比較すれば、感覚ではなく合理的に判断できます。
仕事で電話を使う人は本当にかけ放題が得か
営業職やフリーランスなど、電話を仕事で使う人はかけ放題が必要と思われがちです。
しかし実際には、通話の多くが短時間で終わるケースもあります。
例えば1回3分の電話を月15回した場合、合計45分です。
従量課金で計算すると約1,980円前後。
完全かけ放題が1,800円なら有利ですが、5分かけ放題(600円〜800円)で足りる可能性もあります。
家族世帯でありがちな無駄
家族全員が同じ通話オプションを付けているケースもあります。
しかし実際に電話を多く使っているのは1人だけということも少なくありません。
| 家族構成 | 通話頻度 | 適正 |
|---|---|---|
| 父 | 多い | 5分かけ放題 |
| 母 | 少ない | なし |
| 子 | ほぼLINE | なし |
個別最適化するだけで世帯通信費は下がります。
「安心料」を払っていないか
通話オプションは、実際の利用よりも「念のため」で契約しているケースが多いです。
しかし固定費は、利用していなくても毎月発生します。
安心感のために年間1万円以上払っていないか、一度計算してみましょう。
損益分岐点の考え方
30秒22円と仮定した場合、
月600円の5分かけ放題の損益分岐点は約27分。
月1,500円の完全かけ放題なら約68分です。
これを超えるかどうかが判断基準になります。
Q&A
Q. 急に長電話する月がある場合は?
一時的にオプションを付ける方法もあります。多くの会社では翌月から変更可能です。
Q. 高齢の家族にはかけ放題が必要?
利用頻度次第です。通話履歴を確認してから判断しましょう。
Q. 通話アプリは音質が不安?
Wi-Fi環境なら安定するケースが多いです。
長期的な差を再確認
| 月1,000円削減 | 年間 | 10年 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 12,000円 | 120,000円 |
通話オプションの見直しだけで、10年で10万円以上の差になります。
月ごとの通話時間はバラつく
通話時間は毎月一定ではありません。
繁忙期や家族のイベント、仕事の状況によって増減します。
そのため、1か月だけで判断するのではなく、3か月〜6か月の平均で考えることが重要です。
一時的に通話が増えた月だけを見てかけ放題を継続していると、年間では無駄が生まれます。
年間平均で考える重要性
例えば、月によって通話時間が以下のように変動したとします。
| 月 | 通話時間 |
|---|---|
| 1月 | 10分 |
| 2月 | 15分 |
| 3月 | 60分 |
| 4月 | 12分 |
3月だけを見ればかけ放題が必要に見えますが、平均すると約24分です。
5分かけ放題で足りる可能性があります。
法人利用・個人事業主の場合
仕事用スマホの場合、通話時間が安定して長いケースもあります。
その場合は完全かけ放題が合理的です。
ただし、最近はチャットツールやオンライン会議が主流になり、通話自体が減少している業種もあります。
通話以外の選択肢
- LINE通話
- Zoom
- Teams
- 050番号アプリ
これらを活用すれば、通常通話の利用はさらに減らせます。
心理的な落とし穴
「長電話したら高額請求になるのでは」という不安が、かけ放題契約を維持させる原因になります。
しかし実際には、月に数十分程度なら従量課金でも大きな負担にはなりません。
より具体的な損益分岐シミュレーション
| 月通話時間 | 従量課金 | 5分かけ放題600円 | 完全かけ放題1,800円 |
|---|---|---|---|
| 15分 | 約660円 | 600円 | 1,800円 |
| 30分 | 約1,320円 | 600円 | 1,800円 |
| 90分 | 約3,960円 | 600円 | 1,800円 |
月30分を超えるあたりから、5分かけ放題が有利になります。
月70分以上なら完全かけ放題が合理的です。
固定費としての視点
通話オプションは固定費です。
一度外せば、その削減効果は毎月続きます。
| 月削減額 | 年間 | 5年 |
|---|---|---|
| 800円 | 9,600円 | 48,000円 |
| 1,500円 | 18,000円 | 90,000円 |
小さな金額でも、長期では無視できません。
実例:通話オプションを外して年間1万円以上削減
月1,200円の10分かけ放題を付けていたBさんは、通話履歴を確認したところ、平均通話時間は月18分でした。
従量課金に切り替えた結果、月の通話料は約800円に収まりました。
差額は月400円。年間では4,800円の削減です。
さらに家族2人分の通話オプションも見直し、世帯全体で年間14,000円の固定費削減につながりました。
外しても問題ない人チェックリスト
- 月の通話時間が20分未満
- 通話の多くが短時間
- LINE通話をよく使う
- 長電話はほとんどしない
これに当てはまる場合、かけ放題は過剰契約の可能性があります。
見直しの具体的手順
- 直近3か月の通話履歴を確認する
- 平均通話時間を計算する
- 従量課金とオプション料金を比較する
- 必要なら翌月から変更する
この4ステップだけで判断できます。
家計全体で見る視点
通信費は容量・回線・オプションの組み合わせです。
通話オプションだけでなく、データ容量やテザリングの必要性も合わせて見直すことで、さらに最適化できます。
まとめ
通話オプションは安心感ではなく、平均通話時間で判断するものです。
毎月数百円でも、固定費は積み重なります。
一度見直せば、その効果は長期的に続きます。
まずは通話履歴を開き、数字で確認することから始めましょう。

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